2月8、9日総幼研フォーラム・全国公開保育が開催されました。

【総幼研フォーラム1日目】
■身体から沸き起こる直感力を考える
総幼研フォーラムは50園60名、全国公開保育は50園148名の先生方にご参加いただきました。
今回の記念講演は、株式会社働きごこち研究所代表取締役の藤野貴教先生にご登壇いただきました。テーマは「2020年人工知能時代における働き方と生き方について」。テクノロジーの進化と人間の働き方をメインに研究されている藤野先生から、これからの時代は身体をもつ人間の直感力や、ロボット化しない働き方の見つめなおしがたいせつとのお話がありました。「先生方が子どもに、まずはいっしょに体験してみよう、と声かけをするように、皆さんもAIをまずは体験することからはじめましょう」というような問い直しの場面もありました。参加後のアンケートでは「講義をきっかけに早速AIを使ってチャレンジしてみます」とのお声もいくつかいただきました。
その後の懇親会は、総幼研副会長の小川敏雄先生(認定こども園八千代ひかり幼稚園)のご挨拶からはじまり、全国の会員園の先生方の交流の機会として、終始笑顔溢れる和やかな場となりました。また、今回は総幼研インストラクターの岡田都世子先生と浜田智峰先生から先般開催されました支部公開保育研究会の各会場のご報告とお礼のことばがあり、今後の抱負も語られました。なお、翌日の公開保育開催を前にしたパドマ幼稚園からは、先生方によるウェルカムスピーチ、さらにオリジナル動画の公開があり、さいごに園長の秋田光彦先生(総幼研会長)が、次年度からの園の方針についてお話しされました。

【総幼研フォーラム2日目/全国公開保育】

■チェックシートを用いた見学の試み
2日目は、パドマ幼稚園に会場を移しての公開保育。寒波の到来により、交通機関の混乱も心配されましたが、無事に開催を迎えることができました。
朝から研修参加の先生方に元気いっぱいあいさつをする子どもたち。
また開催を目前に、オリエンテーション開始時間が急遽8時50分からの変更となりましたが、滞りもなく運動場や体育館で行われる体育ローテーション活動から、見学が開始しました。今回は初の試みとしてチェックシートを手元に持ちながらの保育参観の実施。チェックシートのねらいは「幼児期までに育ってほしい10の姿」を通して、総幼研教育を見直すこと。さらに、このシートを午後のグループワークにも活用することで、新たな視点や保育観の発見、また気づきを通して、様々な見方の違いを楽しみ、意見の違いを受容することにありました。チェックシートはもちろんのこと、ご参加いただいた先生方は、それ以外にも子どもたちの活発な様子とその保育の内容を真剣に書き留めていらっしゃいました。
その後の日課活動・課題活動でも、子どもたちの元気な声と笑顔が溢れます。どのクラスも担任を中心にまとまっており、規律のあるリズミカルな活動が展開され、ほどよい緊張感の中、先生やクラスの友だちと楽しみながら、活動に取り組んでいる子どもたちの様子が見てとれました。
11時からは4階講堂に会場を移し、歓迎音楽発表が催されました。最年少組(2歳児)から年長組(5歳児)まで、学年ごとにうたと器楽演奏を披露いただきました。全てのプログラムは、充実した園生活をうかがわせるものでした。
子どもたちの懸命さも相まって、さわやかな感動を呼びました。

■実践知、対象者別プログラム 
午後からは対象者別プログラムです。全国公開保育参加の先生方は、0・1、2、3、4、5歳児をテーマにした5グループにわかれ、午前中の見学を基に感想や質問を共有。その後、チェックシートの内容から、「10の姿」に着目して内容を仕分け、意見交換を行いました。進行はパドマ幼稚園の先生方が担当し、全員参加型の活発な話し合いの場がもたれました。

一方、フォーラム参加の先生方は、今年度新たにスタートした支部実践研究事業の報告会。秋田光彦先生による研究趣旨からはじまり、常務理事の西堀はるみ先生と総研部長の榎本和代先生から、夏の研究発表にむけた研究担当園の進捗状況をお話いただきました。

■新たな視点から総幼研教育を見つめる
プログラムの最後は、秋田光彦先生、西堀はるみ先生、須賀みな子先生(相愛大学・大阪城南女子短期大学講師/パドマ幼稚園専任研究員)、永原由佳先生(パドマ幼稚園教務主任)にご登壇いただき、10の姿をテーマに全国公開保育のお取りまとめをいただきました。まず、須賀みな子先生から「遠いもの」をつなげてみたり、「似ているもの」を分けてみるといった切り口から、日課活動の子どもの育ちを捉えるといった「視点」に関するお話がありました。また、先のワークショップでの取り組みを下敷きに、総幼研教育の確かさや、子どもの育ちを再確認する時間となりました。

1年に一度の総幼研フォーラム、全国公開保育。今年も、遠方よりたくさんのご参加を賜り、厚く御礼申し上げます。
次年度も、パドマ幼稚園での開催となります。皆様のお越しを心よりお待ちいたしております

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