総幼研の教育内容


「いままでの保育の常識が覆った!」「子どもたちがすっかり変わった。先生にも自信が生まれた」と、いま幼児教育の関係者の中で話題の総幼研。全国180園における、熱心な教育現場で育まれ、その実践はすでに1/4世紀の歴史を積んでいます。特定の活動領域に専門化するのでもなく、またむずかしい教材を扱うのでもなく、「動き・ことば・リズム」を基調とした独自の教育実践を展開しています。
総幼研教育は、ゆたかな「現場」から生まれた本物の幼児教育です。
「だからといって、そのための活動が、どうしてあんなにたくさんできるの?」とご不審に思われる方もいらっしゃることでしょう。実はそれは、子どもたちがすべての活動を「楽しい!」と感じ、夢中になって取り組んでいるから。
子どもたちはあのたくさんの、大人からみればたいへん難しそうな活動を、すべて熱中できる『あそび』だと感じています。だから、総幼研の園の子どもたちは、総幼研の活動が大好きです。
大好きな「あそび」だからこそ、コンピューターゲームやお仕着せの「お楽しみ」では実現しえない、真の学びにつながる集中力が生まれるのです。
総幼研では、そのための「あそびの環境」をどうつくり、先生たちがどう与えるのか、そのための研鑽を日夜積んできています。

1.「根っこ」の力を育てよう

はじめて総幼研教育をご覧になった方が注目されるのは、「とび箱が十段跳べる」とか、「難しい漢字が読める」「難しい曲が歌える・演奏できる」というような目に見えた成果に傾きがちです。しかしこれらは決して総幼研教育のほんとうの目的ではありません。

総幼研の子どもたちは目の輝きが違う、姿勢が違う、息や呼吸が違う、とよく言われます。みんなで一緒に「動きとことばとリズム」を基調とした活動をすすめていくことで、人間としての土台となる「深広の根っこ」の力=子どもたち自身の中にある「生きる力」をはぐくむこと。これが総幼研教育の最大の目的です。

2.「あそび」だから、子どもたちが熱中する


総幼研の理論の原理は、最新の大脳生理学の知見の上に立っています。人間発達の最適期である幼児期にこそ、「たくましい脳力」を育てることが、総幼研の目標でもあります。そのために、どんな環境や経験が必要なのか。総幼研では、「動き・ことば・リズム」(言い換えれば、身体・言語・表現)という生活経験を豊富に与えながら、幼児の人間としての知性や感性の基本を育んでいます。
総幼研では、「幼児は一個の人格である」と考えています。巷間言われるような早期教育でもなく、また小学校教育の先取りでもなく、幼児が自らの主体性に気づき、生きるよろこびに目覚めるような、そんな人間の本性にはたらきかけるためのさまざまな活動に励んでいます。

3.「動き・ことば・リズム」が幼児の主体性をそだてる


総幼研教育の特徴的な活動として、「体育ローテーション」や、「フラッシュカード」、「暗唱、音読・素読」、「プリント教材」などがあります。また多くの園では音楽をはじめとした表現活動も盛んです。いずれにも共通しているのは、「皆でそろって」行なう活動が多いこと。先生や友だちと毎日楽しく明るく、リズムとテンポでくり返す活動から、自然と多くのことが「身につく」のが総幼研教育の魅力といえましょう。
明治大学の齋藤孝先生も、ご著書の中で、総幼研の実践にふれ、「(総幼研の)教育の根幹は、知識の習得という底の浅いものではなく、身に技を染み込ませる、というものであり、それが意識的にメニューとして、しかも綿密に構成されています」と絶賛しています。

4.自然に身につき、「型」や「技」を育てる


総幼研教育の特徴的な活動として、「体育ローテーション」や、「フラッシュカード」、「暗唱、音読・素読」、「プリント教材」などがあります。また多くの園では音楽をはじめとした表現活動も盛んです。いずれにも共通しているのは、「皆でそろって」行なう活動が多いこと。先生や友だちと毎日楽しく明るく、リズムとテンポでくり返す活動から、自然と多くのことが「身につく」のが総幼研教育の魅力といえましょう。

明治大学の齋藤孝先生も、ご著書の中で、総幼研の実践にふれ、「(総幼研の)教育の根幹は、知識の習得という底の浅いものではなく、身に技を染み込ませる、というものであり、それが意識的にメニューとして、しかも綿密に構成されています」と絶賛しています。

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