平成28年度の新任研は、秋田光彦代表理事、榎本和代先生、岡田都世子先生、浜田智峰先生で、九州会場を皮切りに2月、3月と例年通り全国4会場にて実施。今年度も多数の新任の先生方にご参加をいただき、総幼研の理念と基本的な実技を学ぶ2日間の研修会が開催されました。
◆1日目
午前中は、秋田光彦先生の基調講演。「教えない教育」を講題として、総幼研教育の理念と実践についてお話しいただきました。
「教えない教育」とはどういうものなのか。そのために重要な「あそびの4つの要素とはどういうものか。総合幼児教育におけるたいせつなポイントをひとつずつ丁寧に紐解かれました。
お昼からはいよいよ実技指導です。『総幼研ハンドブック』と『未満児ハンドブック』をもとに各プログラムが展開されています。まずは、参加の先生が子どもになりきって日課活動を体験することで、楽しさを実感。模倣する喜びを体感します。その後、各活動のねらいやすすめ方 を一つひとつ確認しながら、実習へと進んでいきます。新任の先生方は、全員で共感・共鳴・共体験の一体感を楽しみ、全身でメソッドを吸収されていました。
◆2日目
実技実習として、実際の日課の流れを各人、またグループ毎で練習をくり返します。そして、その中から立候補あるいは選出された方が、全員の前で先生役を行います。日課活動や手あそびの担当が決まった際、緊張しながらも素敵な笑顔を忘れず、堂々と発表される姿が印象的でした。
最後に、イントラクターの榎本先生から新任の先生方に園ではたらくことの歓びと責任について、ご講義いただきました。また当会の創設者・故秋田光茂先生についてもお話しいただき、総幼研教育に対する熱い思いを新任の先生方にお伝えいただきました。
研修を終えた先生方の表情からは、2日間を通して培われた自信が溢れていました。4支部の研修には、総勢292名の新任の先生方にご参加いただきました。
総幼研教育の新たな担い手として、これからのご活躍を祈念いたします。